循環器内科

診療方針

循環器内科とは循環器疾患(心臓および末梢血管の病気)の診断・治療をメインに行う診療科です。
さらに、循環器疾患の危険因子である生活習慣病(高血圧症、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症など)に対しても、精査・加療ならびに生活指導を行うことで循環器疾患の発症予防に努めます。

参考:メタボリック・ドミノ

メタボリック・ドミノ
日本臨床 61:1837(2003)より引用

※生活習慣病の放置がきっかけで、動脈硬化疾患が進行していく過程を図化しています。

診療時間のご案内

主な診療内容

◆受診のきっかけ

  • 胸背部痛、動悸、息切れ、異常高血圧症、ふらつき・めまい、顔、足等のむくみ、間欠性跛行、安静時の足の痛み、冷感、痺れ、色が黒く変わる

  • 対応可能な病気の一覧

    心疾患

    虚血性心疾患・急性心不全/慢性心不全憎悪・不整脈・心臓弁膜症(手術適応のないもの)
    先天性心疾患(手術適応のないもの)・心筋疾患・心電図異常


    大血管疾患

    大動脈解離のうち手術適応のないもの


    末梢動脈疾患

    頸動脈以外の動脈狭窄病変


    末梢静脈疾患

    深部動脈血栓症
    ※下肢静脈瘤については外科対応となります


    慢性腎臓病

    維持透析導入を遅らせるよう薬物治療を行います


    睡眠時無呼吸症候群

    生活習慣病

    高血圧病・脂質異常症・糖尿病・高尿酸血症など


    外来心臓リハビリテーション

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    心不全教育入院

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  • 緊急対応可能な病気の一覧

    急性冠症候群(急性心筋梗塞。不安定狭心症)・急性心不全/慢性心不全増悪・急性循環不全(ショックを含む)・急性肺血栓閉栓症
    急性腎不全・高度徐脈(完全房室ブロック、三枝ブロック、洞停止など)・発作性心房細動・発作性心房粗動・発作性上室性頻拍症・
    心室頻拍・心房細動・急性心筋炎・急性下肢虚血・高血圧性緊急症

    急性大動脈解離
    (→手術適応の場合、薬物治療後に心臓血管外科へ転送します)

主な循環器疾患診断・治療機器

  • 血管造影装置

    フラットパネル方式のバイブレーション血管撮影装置(島津製作所)を稼働しています。
    本装置は主に心臓血管のカテーテル操作による治療のほか、脳血管、腹部血管の治療においても力を発揮します。
    本措置の特徴はまずバイブレーションという2方向からの同時撮影が可能なことです。
    1回の造影剤投与で、通常検査の半分の造影剤で検査を行うことができます。
    さらに検査手技時間、照射時間の短縮により患者様の負担を軽減します。
    もう1つの特徴としては透視画面解像度が格段に高いことです。
    直接変換方式のフラットパネル(FRD)の採用により血管だけではなく、ワイヤー、ステントなどの可視性を高め、
    より確かな診断と治療の支援を可能としました。

  • CT

    64列マルチスライスCT装置(フィリップス社製)を導入しました。
    この装置は1回転の間に64画像(スライス)を撮影することができるため、より早く、より細かい撮影が可能になり、精度の高い画像情報の提供を可能にしました。
    最大の特徴としては、常に動きのある心臓に動きを合わせて、その心臓血管(冠動脈)をより高いレベルで検査を行うことが
    可能になったことです。
    心臓冠動脈のような常に動いている血管が従来のCT装置では撮影が困難でありました。
    しかし、64列マルチスライスCTではその高速な撮影と広い撮影範囲で、動きのある心臓冠動脈においても心拍の影響を受けにくく、 かつ高度な画像を10秒程度の呼吸停止で得ることができます。
    心臓カテーテル検査に比べ、低侵襲にて検査を行えますので、胸に違和感を感じる方、危険因子(糖尿病、高血圧、喫煙歴、脂質異常症、
    高尿酸血症、家族歴)を有する方は冠動脈精査のため、検査を受けることをお勧めします。

  • 超音波検査

    • エコー図

      エコー図

    • エコー検査図
  • 虚血の例

    • LAD虚血
      LAD虚血
    • LCx虚血
      LCx虚血
    • RCA虚血
      RCA虚血
  • ABI

    フクダ電子HPより引用

    • 下肢動脈の狭窄・閉塞ABI
      下肢動脈の狭窄・閉塞ABI
    • 下肢動脈の狭窄・閉塞の評価図
      下肢動脈の狭窄・閉塞の評価図
  • 終夜睡眠ポリグラフィ(PSG)検査

    テイジンHPより引用

    • 睡眠評価の例
      当院医師による睡眠評価の例
    • PSG検査表
      終夜睡眠ポリグラフィ(PSG)検査表

主な機器

  • 64列マルチスライスCT

    64列型マルチスライスCT(PHILIPS)

  • バイプレーン型血管撮影装置

    8インチバイプレーン型血管撮影装置(SHIMADZU)

  • 超音波検査機

    超音波検査(GE)

主な治療、手術内容の一例及び、実績

  • 治療・手術内容

    1経皮的冠動脈インターベンションの一例
    2経皮的末梢動脈形成術の一例
    3経皮的腎動脈形成術の一例
    4経皮的心筋燃焼灼術(カテーテル・アブレーション)の一例
    5ペースメーカー移植術の一例

  • 経皮的冠動脈インターベンションの一例

    • 経皮的冠動脈インターベンション術前
      【1】術前
    • ワイヤー通過
      【2】ワイヤー通過
    • ステント留置
      【3】ステント留置
    • 経皮的冠動脈インターベンション術後
      【4】術後
  • 経皮的末梢動脈形成術の一例

    • 経皮的末梢動脈形成術前
      【1】術前
    • ワイヤー通過
      【2】ワイヤー通過
    • ステント留置
      【3】ステント留置
    • 経皮的末梢動脈形成術後
      【4】術後
  • 経皮的腎動脈形成術の一例

    • 経皮的腎動脈形成術前
      【1】術前
    • ステント留置
      【2】ステント留置
    • 経皮的腎動脈形成術後
      【3】術後
  • 経皮的心筋燃焼灼術(カテーテル・アブレーション)の一例

    • 多発性心室性期外収縮に対して
      【1】多発性心室性期外収縮に対しての一例
    • 発作性心房粗動に対して
      【2】発作性心房粗動に対しての一例
  • ペースメーカー移植術の一例

    • ペースメーカー移植術
    • ペースメーカー移植術2

手術実績

年間手術件数

  • 2022年
    358件
  • 2023年
    315件
  • 2024年
    313件

手術・検査実績

()内は緊急

2022年 2023年 2024年
経皮的冠動脈形成術・
ステント留置術(PCI)
240(30) 200(31) 203(31)
経皮的カテーテル心筋焼灼術
(アブレーション)
46 42 46
経皮的末梢動脈形成術
(下肢・腎・上肢)
18 22 22
ペースメーカー移植術
(経静脈電極)
23 19 16
ペースメーカー交換術 12 12 11
心臓カテーテル検査(CAG) 377(40) 351(40) 343(47)
冠動脈CT検査 484 551 552

教育入院

  • 心不全教育入院

     令和6年3月、第2次兵庫県循環器病対策推進計画が見直され、
    「2040年までに3年以上の健康寿命の延伸」、「循環器病の年齢調整死亡率の引き下げ」が全体目標として打ち出されました。
     循環器病は加齢とともに患者数が増加する傾向にあり、急激に発症し数分から数時間単位で生命に関わる重大な事態に陥り
    突然死に至ることがあるのが特徴です。
     たとえ死に至らない場合でも発症後早期に適切な治療介入がなされなければ重度の後遺症を残す可能性が十分にあります。
    高血圧や糖尿病、脂質異常症、肥満などの生活習慣病があると、重大な心臓病(心筋梗塞など)を引き起こし、
    やがては「心不全」の状態へとなっていきます。
    心不全はあらゆる心臓病の終末像と言われており、良くなったり悪くなったりを繰り返しながら
    心臓の機能は低下していくため、生涯にわたり向き合っていかなければなりません。
     当院では、心不全を予防して健康寿命を延ばし、生き生きと生活していくために
    何をどうすれば良いのかを知って頂くことを目的として「心不全教育入院」を導入することになりました。
    4泊5日の入院を通して医師や看護師、薬剤師、栄養士、理学療法士から心不全予防のためのたくさんの知識や
    セルフモリタリングの方法を学んでいただきます。
    心臓に持病のある方や生活習慣病を指摘されている方は、ぜひ心不全教育入院をお勧めします。

  • お問い合わせ方法

    ※心不全教育入院についてご興味・ご関心のある方は「かかりつけ医」の先生にご相談の上、
    紹介状をご準備いただき、かかりつけ医から当院の「地域医療連携室」にお問い合わせください。

メディア掲載情報

代診・休診等のお知らせ

現在、代診・休診等のお知らせはございません。

最終更新日 令和8年2月14日

診療担当医表

循環器
内科

受付時間診療時間
【午前】
午前8:00~11:00
【午前】
午前9:00~
西山米山 城島
辻󠄀本※
西山
川端(樗木)
(10:30~)
小山※
恩智
辻󠄀本※
浅野
(第2‚4‚5週)
【午後】
午後1:00~
3:30
【午後】
午後2:00~
高血圧
専門外来
辻󠄀本※
矢吹※
2/21)
※印の担当医は予約診となります。
※川端(樗木)先生は10時30分からとなります。